Heyman E, Ohlsson A, Heyman Z, Fong K.
The effect of aminophylline on the excursions of the diaphragm in preterm neonates.
A randomized double-blind controlled study. Acta Paediatr Scand. 1991 Mar;80(3):308-15. doi: 10.1111/j.1651-2227.1991.tb11854.x. PMID: 2035326.
背景
- 未熟児の無呼吸に対し、aminophyllineが中枢神経系に作用し無呼吸を改善させると言われている。
- Aminophyllineの横隔膜への作用を調べてみた。
要点
- 単施設、ランダム化比較試験、妊娠週数32週未満、出生体重2000g未満、生後48時間以上、呼吸不全が改善しweaningしようとしている患者
- Amynophillineまたはno drug投与前と、投与後30分で、超音波を用いて横隔膜の動きを評価。
- Amynophilline群は横隔膜の動きが43%増加(p=0.012)。呼吸数やpCO2に有意差なし。
注意点・コメント
- Amynolphillineが横隔膜の動きを活発化させることを示した研究。かなり昔の研究であるが、この領域(新生児無呼吸に対するアミノフィリン)では重要な論文であるため紹介した。
- Amynophillineは中枢に作用すると考えられているが、本研究では呼吸数やpCO2への影響なし。
- Amynophillineの用量に関する記載がない。また、コントロールはplaceboではなくno drug。すなわち、volumeは両群で同等でない。Power calculationなし。
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